WILMER GRAU/HONDURAS

WILMER GRAU/HONDURAS

3月 22, 2023

ウィーメル・グラウ / ホンジュラス


Flavor profile :
Red Apple, Hibiscus, a hint of Honey, mild sweet aftertaste.
リンゴやハイビスカスのような歯切れの良い酸味。
ほのかにハチミツを感じる優しく甘い余韻。



生産者: Wilmer Alexis Grau Montoya
原産国: Honduras (ホンジュラス )
生産地域 : Intibuca ( インティブカ ) > Masaguara ( マサグアラ ) > Pozo Negro ( ポゾ・ネグロ )
農園 : Montecillos ( モンテシージョ )
品種 : Bourbon ( ブルボン )
精製方法 : Washed ( ウォッシュト )
標高: 1670m
収穫時期: 2022年

 

ホンジュラスは中米地域における最大のコーヒー生産国です。中南米エリアでは第3位、世界で6番目にコーヒーを生産しています。
この国の地方行政は18の県によって構成されていますが、そのうちの15県でコーヒーの栽培が行われています。

インティブカはホンジュラス南西部に広がるコーヒー栽培エリアです。
Wilmer Alexis Grau Montoya (以下ウィーメル) は、このインティブカの中のポゾ・ネグロという地域でコーヒーを生産しています。この地域でコーヒーを生産する農家の殆どが小規模農家です。

農園は標高1670m付近に位置しており、山の斜面に沿って様々な区画が設けられています。ウィーメルはコーヒーを精製するための小さなミルとアフリカンベッドを所有しており、ポゾ・ネグロ地域の中では比較的大きな農園を運営しています。彼はこの農園で、自分のコーヒーだけでなく彼の母親であるJoaquinaのコーヒーや、近隣の生産者が栽培するコーヒーの精製も行う、ポゾ・ネグロのコーヒー生産における大事な人物です。
 

収穫されたチェリーは精製される前に水に浸され、水面に浮かんでくるフローターが取り除かれます。
その後、チェリーはモーターに接続された手動のパルピングマシーンによって、果皮を取り除かれます。
ミューシレージは機械式パルパーで除去することもありますが、パーチメントの状態で発酵させた後に水路で洗浄する場合の方がカップクオリティが高いようです。

コーヒーの生豆を精製する最後の工程にドライミルがあります。
規模の大きなミラー ( 製粉会社のような立ち位置 / パーチメントの除去を行うドライミルを運営する会社 ) は、小さなlotのためにミルを稼働してくれません。lotとは区画や品種、収穫日などで分類されたひとまとまりの生豆の集まりです。小さなlotにミルを稼働させることはコストが高くなってしまうからです。

そのため、小規模農家はミルを稼働してもらうために大きなlotを作らなければならず、近隣の生産者の収穫分とミックスしてlotを作ります。
このような構造が結果的に生産者が匿名になることや、品質がバラバラなまま他のコーヒーとミックスされ、地域ブレンドなどが作られることに繋がっています。

品質の高いコーヒーの買付には、高いトレーサビリティがとても大切になります。
Nordic Approach(このコーヒーを仲介するエージェント)を通じて行われているこの地域のプロジェクトは、各生産者のコーヒーをlot分けして精製・ミルし、生産者が品質に応じてより高いプレミアムへアクセスすることを目指しています。
私たちロースターにとっては、生産者毎に個性あふれる高品質なコーヒーに出会うことを可能にするwin-winな取り組みだと言えます。

ウィーメルは精製処理の改善だけでなく設備投資にも積極的で、昨年には自身のコーヒーで得たプレミアムを投資して、精製前のチェリー選別のためのより大きなフローティングタンクを建設しました。 

 

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Wilmer Grau🇭🇳

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