FUGLENとはノルウェー語で鳥を意味します。
私たちのロゴに描かれた鳥は、オスロの港で見かける、世界最長距離を飛ぶアジサシという渡り鳥。
私たちも、アジサシと同じように、世界の港町に立ち寄り、その土地の良いエネルギーを吸収して、さらに次の土地へと旅をする、渡り鳥のように生きて行きたいという思いが込められています。
18世紀、ノルウェーは、バカラオに使われるタラの塩漬けをブラジルに輸出し、その帰りの船にはブラジル産の品質の良いアラビカ種のコーヒーを積んで戻ってきました。
そのためノルウェーは、品質の劣るロブスタ種のコーヒーの侵略から守られてきました。
このような興味深い歴史を経て、その後ノルウェーにもスペシャルティコーヒーの時代が訪れました。そして現在、ノルウェーの一人当たりのコーヒー消費量は、常に世界のトップ3に入り、特にその品質は世界一です。
2000年、世界で最初のWorld Barista Championshipに輝いたのはノルウェー人のロバート・トーレセン (KAFFA) 。
そして2004年、ティム・ウェンデルボーがノルウェー人二人目の世界一に輝きました。
アメリカではサードウェーブという文化が少しずつ花開き始めた当時、オスロでは急速にコーヒーの文化が発展していきました。
FUGLENの歴史は1963年、オスロから始まりました。
初代「FUGLEN」は、当初「KAFFE FUGLEN」という小さなカフェでした。
その後、北欧のビンテージデザイン、カクテルバーのコンセプトが加わり、フグレンは時代とともに独自の進化を続け、オスロのコーヒースタンダードを高めてきました。
デイタイムはコーヒーがメインのカフェ、そして夜はカクテルバーにコンセプトが変わります。クラシックなカクテルをスカンジナビアのアプローチで演出した、バータイムのメニューにも力を入れています。
エスプレッソバーとカクテルバー。
そして店内の装飾には100%ノルウェーのヴィンテージデザイン。
他の北欧諸国に隠れてしまっていたノルウェーデザインの歴史を世界に紹介することもフグレンのコンセプトの一つです。
そして2012年、渡り鳥は東京に降り立ち、海外進出第一号店を渋谷にオープンしました。
続いて2018年9月、日本国内第2号店となるFUGLEN ASAKUSAを、東京屈指の観光名所でもある浅草寺のすぐ近くにオープンしました。
浅草は日本の伝統的な文化が息づき、1950年代、60年代の建物がいまだに残されている一方で、近年新旧が融合した新たな発信拠点としてもめざましい発展を遂げています。
FUGLEN OSLO, FUGLEN TOKYOと同様に「ずっと前からそこにあったような」どこか懐かしい雰囲気をお客さまに感じていただけるよう、FUGLEN OSLOオリジナルのテイストを浅草でも表現しています。
私たちは2014年にFUGLEN COFFEE ROASTERSを完成させ、日本国内で焙煎を始めました。
オスロで確立された浅煎りの焙煎方法(ノルディックロースト)を研究し続け、果実のような風味や花のような香り、透明感のある甘い後味など、コーヒーが持つ本来の素晴らしい個性を感じられるコーヒーを作り出し、日本の皆様にお届けいたします。
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