11月 10, 2020
エチオピアの夏にはとても激しい雨季があります。
通常であれば6月から9月の間に雨季が訪れます。そして雨季の後にコーヒーの花が咲き、そして実を付け、11月から収穫が始まります。
しかしご存知ように、ここ数年の気候変動は明らかに雨季の長さに影響を及ぼしています。特に昨年の雨季は、5月上旬から12月、エリアによっては1月まで続き、エチオピアの歴史の中でも、最も長い雨季の一つとなりました。それに影響され、平均気温は例年よりもかなりの低さを記録しました。
エチオピアの気象ニュースからの情報によりますと、今年の雨の量はほとんどのエリアで通常並みに戻っているということです。
しかし、スーダンとの国境に近い西エチオピアのガンベラなどの低い場所では、豪雨による洪水に見舞われており、ウォレガでは雨による地滑りも発生したりなど、場所によっては豪雨の影響を激しく受けたエリアもあるということです。
コーヒーの主な生産地である南部SNNPRやWest Gujiでは5、6、8月に豪雨による被害(洪水など)を受けましたが、最悪の状況ではない様です。また他のコーヒー生産エリアに関しても、通常通りの雨季を迎えたとの事で、少し安心しています。
Sidama, Bokassoの写真、去年訪れた時もエチオピアは季節外れの雨がおおく、Sidamaエリアでも雨でした。
現在までの報告では、コーヒーの栽培状況は去年よりも良好で、場所によってはとても良い出来のエリアもあるということで、とても楽しみです。
早ければ11月から収穫が順次スタートします。
去年は12月にエチオピアの生産者を訪れ、栽培環境や収穫状況を確認してきました。また、ロックダウン直前の今年の2月に、再び買い付けのためエチオピアに行きましたが、まだしばらくは産地に行くことは難しいでしょう。
その場合、来年1、2月頃にニューロットのサンプルを取り寄せ、選定して日本からの買い付けを行うことになると思います。
現在ご提供している2種類のエチオピアもぜひご賞味いただき、できればその味を覚えておいて、来年のロットとの比較を楽しんでいただけたら嬉しいです。
(この記事はエチオピアに拠点を置く生豆エージェント、TROPIQの記事をもとにしています。)
Chelbesa Dancheの詳しい情報 / 購入画面
Nensebo Refisaの詳しい情報 / 購入画面
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