LOS CEDROS / HONDURAS

LOS CEDROS / HONDURAS

3月 15, 2024

ロス セドロス / ホンジュラス

Flavor Profile :
Tropical fruits, Pear, Cane sugar.
トロピカルフルーツや梨の果実味、きび砂糖のような甘さ。


生産国: Honduras ( ホンジュラス )
生産者: Jose Benigno Dominguez ( ホセ・ベニーノ・ドミンゲス )
産地: Intibuca > Pozo Negro( インティブカ > ポソ ネグロ  )
農園: Los Cedros ( ロス・セドロス )
品種: IH-90
精製方法: Washed ( ウォッシュト )
標高: 1600 - 2000  masl
収穫時期: 2023


トロピカルフルーツを思わせる明るく、しっかりとした甘さの果実の印象に、梨のような柔らかな風味のコーヒーです。余韻にはきび砂糖のような甘みがしっかりと、長く続きます。  


ホセのコーヒーへの情熱は、コーヒー農家の家庭に生まれた幼い頃から芽生えていました。12歳の時には、自らコーヒーの木1600本を育て始めていました。しかし、両親がカンパナリオ、マサグアラへ移ることになり、ホセはコーヒー農園と家とを行き来しながら、植物の世話を続けなければなりませんでした。そんな中でも彼は初めてのコーヒー収穫を経験し、情熱を見出して農園を拡大していきました。

25歳でホセ・ベニーノは結婚し、妻と共にコーヒー農園の近くの山里に移り住むことにしました。コーヒーを海外に輸出したいという夢を抱いていたホセは、インティブカのコーヒー買付業者と出会い、その夢を実現することができました。  

現在、農園では20人ほどのスタッフがコーヒーチェリーを収穫しています。収穫されたコーヒーは、環境に配慮された機械式のミルで加工されます。伝統的な方法で、28時間から32時間かけて発酵タンクで発酵させ、発酵時間は天候と気温で調整されます。その後、20日から25日かけて乾燥が施されます。コーヒー生産の全行程に家族総出で取り組み、最高品質を保つための衛生管理にも気を配っています。

 

 

コーヒーの生豆を精製する最後の工程にドライミル(乾燥した生豆の殻を取り除く施設)があります。  

規模の大きなミラー(製粉会社のような立場/パーチメントの除去を行うドライミルを運営する会社)は、小さなロットのためにミルを稼働してくれません。ロットとは区画や品種、収穫日などで分類されたひとまとまりの生豆の集まりです。小さなロットにミルを稼働させることはコストが高くなってしまうからです。

そのため、小規模農家はミルを稼働してもらうために大きなロットを作らなければならず、近隣の生産者の収穫分とミックスしてロットを作ります。このような構造が結果として生産者が匿名化し、品質がバラバラなまま他のコーヒーとブレンドされ、地域ブレンドなどが作られることにつながっています。

品質の高いコーヒーの買付には、高いトレーサビリティ(生産者や産地を特定できること)が非常に重要になります。

Nordic Approach(このコーヒーを仲介するエージェント)を通じて行われているこの地域のプロジェクトは、各生産者のコーヒーをロット分けして精製・ミルし、生産者が品質に応じてより高い価格へアクセスできることを目指しています。  私たちロースター(コーヒー焙煎業者)にとっては、生産者ごとに個性的で高品質なコーヒーに出会うことを可能にするWIN-WINな取り組みだと言えます。

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Los Cedros / Honduras



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