Fredeslinda Calle / Peru

Fredeslinda Calle / Peru

7月 07, 2025

フレデスリンダ・カジェ / ペルー

Flavor profile:
Passion fruit, Guava, Walnuts.
パッションフルーツとグアバの果実味、胡桃の風味と甘さ

生産国:Peru ( ペルー)
生産者: Fredeslinda Calle (フレデスリンダ・カジェ)
農園 : Agua Cristalina ( アグア・クリスタリナ)
産地:Cajamarca > San Ignacio > Alto Ihuamaca (カハマルカ>サンイグナシオ> アルト イワマカ)
品種:Yellow Caturra ( イエローカツーラ)
精製方法:Washed
標高:1730 m a.s.l
収穫時期: 2024

農園の風景

ぺルー北部カハマルカ州の生産者とは、Origin Coffee Lab(以下OCL)を通じて出会いました。OCLはカハマルカ州のハエンという街を拠点に活動するコーヒー輸出業者です。ハエンという街は多数のコーヒー企業が集まる、コーヒー産業のハブでもあります。

Agua Cristalina(アグア・クリスタリナ)農園のあるサン・イグナシオ地域は、ハエンからさらに北上した、エクアドルとの国境付近のコーヒー生産地域です。車を走らせること3~4時間、それまで巡ったハエン周辺の地域よりも、森や山が亜熱帯の様子を帯びており、青々と茂った美しい景色が広がっています。ここでも勾配は非常にきつく、四駆車の必要性を実感しました。

農園への道のり

標高約1,700~1,800mの高地に位置するこの農園は、高品質なコーヒー生産に理想的な気候の恩恵を受けています。5.5ヘクタールの農地でコーヒー栽培が行われ、作業はすべて手作業で行われています。農園にはカツーラ、ブルボン、ゲイシャが均等な割合で栽培されており、カツアイも少量栽培されています。農園で働く人は家族を除いて5人だそうです。

コーヒーの木 コーヒーチェリー

この農園で作られるコーヒーはほとんどがウォッシュドで、精製処理は家の前にあるベネフィシオで行われています。発酵にはきれいに磨かれたマヨリカタイルが使用され、乾燥は通気性の高い、高床式のパラボリックドライヤー(乾燥のための小屋のような設備)で行われます。この乾燥台から望む景色もとても美しいものでした。フレデスリンダと夫のミルキアデスはこの農園の中に住居を構え、近くにある街と行き来しながら生活しています。彼らには3人の子供がおり、一番上のお子さんには会えませんでしたが、下の二人とは一緒に食事をする機会にも恵まれました。

精製設備 乾燥場

農園の中で、家の周りには犬や猫、鶏、牛などの家畜がのんびりと過ごしており、彼らの糞や食材の残りなどの有機物は堆肥化されて、コーヒー栽培に使用されています。Agua Cristalina=透明な水、クリスタルのような水の名にふさわしい清流が農園のそばを流れており、川上に登っていくと美しい水場がありました。農園を案内してくれたミルキアデスは、愛おしそうに農園を囲む自然に触れており、自らが栽培するコーヒーや、それを取り巻く環境、家族、それらを大切に思っていることが強く伝わってきます。

農園の自然 清流


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