良いグラインダーの選び方

良いグラインダーの選び方

7月 08, 2020

今回は皆様からよく聞かれる、グラインダーの選び方についてお話ししたいと思います。

今でこそ少しずつグラインダーへの関心が高まっていますが、少し前までは、主に抽出器具ばかりに注目が集まっている感じがしていました。

ずばり美味しいコーヒーを作るために必要なものに、優先順位をつけるとすれば以下になります。

1. おいしいコーヒー豆

2. 適度な硬度の水

3. グラインダ

4. 抽出器具や方法

となります。

 

1. おいしいコーヒー豆とは、高品質な生豆を、最適なプロファイルで焼き上げたコーヒー豆。

2. 適度な硬度とは、硬度30度から100度くらいまでのおいしい水

そして水と同じくらい重要な要素は、 3. グラインダ

 

均一性

グラインダーの役割は、コーヒー豆を細かく粉砕することですが、均一に細かくできるかどうかが一番の重要なポイントです。

つまり大きい塊や小さい塊の差がより少なく、大体同じくらいに細かく砕くことです。

 

大きく揃った粉の例

 

細かく揃った粉の例

 

 

この様なサイズの違うコーヒー粉が一緒に混ざっている状態は均一性が低い

 

なぜ均一に細かくすることが、大切なポイントなのかをできるだけ簡単に説明します。

グラインド(砕いた)したコーヒー豆がお湯に浸かってその成分が抽出される時、グラインドしたコーヒー豆の粒の大きさが違うと、抽出される成分に差が出てしまうからです。

例えば大きい粒に合わせて抽出レシピを用いた場合、それより細かい微粉からは異なる風味と質感が抽出されます。それはほとんどの場合、苦味や雑味の様なネガティブな印象です。

その様に、狙っているコーヒー豆粒の大きさよりも格段に細かい微分はできるだけ少ない方が、より狙った味のコーヒーを抽出しやすくなります。

 

 

業務用のグラインダーは50万円前後

私たちがカフェで使っているグラインダーは、世界大会でも公式に使用されている最高峰のグラインダーです。均一性がとても高く、スピードも早いため、忙しい作業には欠かせません。その代わりにサイズは大きく、また騒音も大きく、価格もとても高価です。

 

 

ハンドグラインダーは旅先で使うもの

ご自宅でコーヒーを楽しむ場合には、 こんなに大きい業務用のグラインダーは必要ありません。

自分のペースで飲みたいときにサッと挽け、コンパクトでキッチンにすっと収まるものが理想ですね。

そして一番重要な「均一性」の高い性能のグラインダーを探してください。

価格もカフェで使う最上級モデルの10分の1以下、で買えるもので十分見つかるはずです。

ですが、ハンドグラインダーは家飲みコーヒーにはお勧めできないかもしれません。

私たちフグレンでも、「コマンダンテ」というドイツ製のとても均一性の高い最高級のハンドグラインダ(即完売のため現在入荷待ち)を取り扱っていますが、あくまで旅先やアウトドアに適していると言えます。

 

 

お勧めのグラインダ

それでは最後に、私たちが自信を持ってお勧めしているグラインダーをご紹介します

ノルウェーのブランド、Wilfa(ウィルファ)のSvartスヴァート)です。

 

 

 “ノルウェーだから”お勧めなわけでは全くありません。

性能と価格、デザインでは今のところ、これ以上のグラインダーはないと思いっています。

挽き目の設定は、抽出器具に合わせたメモリを動かすだけなのでシンプルで簡単。

ブレードの回転がゆっくりな為、コーヒー豆に摩擦熱が加わりにくく、風味が飛ぶのを抑えています。また一番重要な均一性も、このサイズのグラインダーの中では最高の性能を持っているので、小規模のコーヒーショップでも使われているほどです。

もし、コーヒーをうまく作れていないと感じている方は、まずはグラインダーについて検討されてみてはいかがでしょうか。

 

さらに詳しい製品情報はこちらから。

 

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