CABALLERO / HONDURAS

CABALLERO / HONDURAS

12月 15, 2024

キャバレロ / ホンジュラス

 

CABALLERO ESPRESSO (Amazonas)

Plum,Raisin,Walnuts,Cacao.
プラムの果実味、レーズンや胡桃の風味。カカオの余韻。

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CABALLERO FILTER ( El Pantanal )  

Apple, Apricot, Almond, Green tea.
りんごやアプリコットの果実味、アーモンドの優しい甘さ、グリーンティーの余韻。

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生産国: Honduras ( ホンジュラス )
生産者:Marysabel Caballero & Moises Herrera ( マリザベル・キャバレロ&モイセス・エレラ )
地域 : La Paz > Marcala  > Chinacla ( ラ・パス > マルカラ > チナクラ)
エスプレッソのコーヒーが栽培された区画 : Amazonas  (アマゾナス)
フィルターのコーヒーが栽培された区画 : El Pantanal
品種 : Catuai ( カトゥアイ )
精製方法 : Washed
標高 : 1600masl
収穫時期 : 2024

 

 

2017年、Fuglen Coffee Roastersは初めてのクリスマスコーヒーとしてCaballeroファミリーのEl Pantanalの区画からコーヒーを買い付けました。以来、主力品種のCatuaiを中心に取引を続け、2021年からはJavaやGeishaなどの異なる品種や、ナチュラルやアナエロビックなどの様々な精製方法のコーヒーを取り扱ってきました。今年はAmazonasという区画から、ウォッシュド精製のCatuaiのエスプレッソをお届けします。

新しくコーヒーをリリースする際、届いたばかりの麻袋を開けて、まずは小型のサンプルロースターで、少量焙煎を行います。この時、生豆の状態での水分値や密度を計測して、サンプル焙煎用の簡単な焙煎計画を立てるとともに、豆の状態をチェックします。

サンプル焙煎の場合、あまり日数をおかずに翌日〜数日でカッピングやテイスティングを行います。主に焙煎の良し悪しよりも、豆の状態を把握するためです。
焙煎の翌朝、3つの微妙に異なる焙煎のCaballeroを飲み比べました。穏やかで綺麗な酸味と、柔らかな液体がじわっと口の中で広がっていく。風味はまだハッキリとせずとも、バランスが本当に心地よくて、今年も待ちわびた甲斐があったなと、しみじみと感じてしまいました。エスプレッソとして抽出すると、しっかりと酸味が感じられます。甘くて濃厚なエスプレッソも美味しいですが、Caballeroのようなじわりと酸味が感じられる軽快なエスプレッソも、とても魅力的です。

マリサベル・キャバレロとモイセス・エレラ夫妻は、マリサベルの父ドン・ファビオと共に、ホンジュラスのマルカラ地区で約200ヘクタールの土地を17の農園に分けてコーヒーを栽培しています。全ての農園がXinaclaと呼ばれるベネフィシオ(精製所)の周辺に点在しており、各農園で収穫されたコーヒーチェリーはここで精製されます。

精製プロセスでは、デパルピング後、ペナゴス・アクア・パルパーでミューシレージを除去し、12時間のタンク発酵を経て、ウォッシングチャネルで選別を行います。その後、パーチメントは約12時間の水浸しを経て、高床式のアフリカンベッドで14日間乾燥させます。近年は設備投資により、重さと色による選別を組み合わせた新しい選別システムを導入し、より効率的な工程と水資源の節約を実現しています。

農園管理では、土壌の健康状態に特に注力しています。牛や鶏の糞とコーヒーチェリーの果肉を混ぜた有機肥料を主体に使用し、農学者と協力してコーヒーツリーの栄養状態を管理しています。また、オレンジやアボカド、バナナなどの果樹を植えることで、生物多様性の維持と日陰の確保を行っています。

収穫では、完熟したチェリーとそれ以外を分別する二重バッグシステムを採用。完熟したチェリーのみを収穫する技術に対して、平均以上の賃金を支払っています。収穫されたチェリーは毎日回収され、重量に応じて報酬が支払われます。

このような一貫した品質管理の取り組みは、2016年と2018年のカップ・オブ・エクセレンス・ホンジュラスでの1位受賞という結果にも表れています。キャバレロ夫妻は常にロースターやインポーターの要望に耳を傾け、新しい精製方法の導入など、品質向上への取り組みを続けています。

 



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