Flavor Profile :
パイナップルやパパイヤの果実味、紅茶のような質感、ほのかな柑橘の香り。
Pineapple, Papaya, Tea-like, Citrus.
生産者 : Yonal Fernandez ( ヨナル・フェルナンデス )
農園 : El Barejon ( エル・バレホン)
原産国:Peru ( ペルー )
生産地域 : Jaen ( ハエン ) > Colasay ( コラサイ )
品種 : Bourbon ( ブルボン )
精製方法 : Washed ( ウォッシュト )
標高: 1750 masl
収穫 : 2022年
このコーヒーからはパイナップルの果実味にパパイヤの甘味、そして紅茶のような質感の奥にほのかに柑橘の風味を感じます。
春にEspressoとしてお楽しみいただいたFernandez Familiaを作るフェルナンデス一家から、今回はフィルターコーヒーとしてYonal Fernandezをお届けします。
このロットは生産国でオーガニック認証を取得しています。
ヨナル・フェルナンデスは両親・兄弟・従兄弟とコーヒーを生産している小規模農家です。
彼のエル・バレホン農園は、ペルーのハエン県コラサイ地区に位置するベンセドール村、標高1750メートル以上の高地にあります。コーヒー栽培面積は3ヘクタールで、ぺルーの農園の中では、中規模の農園といえます。
栽培している品種は土着のブルボンで、単一品種としてはこの辺りでは一般的なものです。
コラサイ地区の農家のほとんどがブルボン種を100%近く植えているそうですが、生産者はカティモール以外のほとんどの品種をブルボンまたはコスタリカと呼んでいるそうです。
農園は家族経営ですが、収穫期にはピッカーの手を借りて収穫を行います。コーヒーチェリーが熟す、収穫に最適なタイミングで作業を行うには、家族以外にも多くの人手が必要なためです。
収穫期には、チェリーは朝早くに手作業で摘まれ、収穫後すぐに水の中で浮遊させます。
過熟や欠陥のあるチェリーは密度が低く軽いため水面に浮き上がってきます。
この段階で品質の低いものを除去します。
翌日の早朝に、生産者は機械式のデパルパーを用いて果皮と果肉をパーチメントから取り除きます。
その後、袋や小さなタンクで約24時間かけて発酵させミューシレージを分解・除去します。
ペルーではほとんどの生産者が、収穫から果肉除去、発酵、そして乾燥までの全工程を所有する農園内で行います。
フェルナンデス一家も農園内にあるベネフィシオで、小型のパルパーや木製タンク、またはコンクリート製の発酵タンクを使用して精製作業を行っています。
小規模生産者は通常最低限の精製設備しか持っていないため、コーヒーを乾燥させる際にアフリカンベッドを使用する生産者は稀です。
多くの生産者が日陰の場所で地面にビニールシートを敷いて地面で乾燥させるか、ポリプロピレン製の小さなテントを使って乾燥させます。
およそ12〜25日かけて、水分値が9〜11%になるまで乾燥させます。
恵まれた設備がなくとも、正確で丁寧な精製が行われればコーヒーは本来持つ高いポテンシャルを発揮します。
素晴らしいコーヒーの裏側にはフェルナンデス一家の多大な努力が感じられます。
YouTubeにてYonal Fernandezのテイスティング動画をアップしています!
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