Flavor Profile :
Blood Orange, Stone fruit, Herb tea.
ブラッドオレンジやストーンフルーツの果実味。
ハーブティーのような余韻と風味の広がり。
精製所 /Factory Name : Gondo Factory (ゴンド・ファクトリー)
協同組合 / Cooperative : New Kiriti Farmers’ Cooperative Society (ニューキリチ生産者組合)
生産者 / Producer : 727 small holders
産地 / Region : Muranga群 ( ムランガ ) > Mathioya地区 ( マチオヤ )
生産国 / Country : Kenya
品種 / Variety : SL 28、K7、Ruiru 11、Batian
精製方法 / Process : Fully Washed
標高 / Altitude : 1900ml masl
収穫時期 / Harvest : 2021-2022
このコーヒーはムランガ群というエリアで作られています。
ケニアの最高品質のコーヒーを生産する代表的なエリアといえばニエリですが、ムランガはそのニエリと隣接しており、栽培されているコーヒーの味わいもニエリと近く、素晴らしい品質を誇ります。
AB Gondoには濃縮感のある柑橘の風味や、ハーブティーのような柔らかな風味の広がりを感じられます。今年リリースしたAA Kianderi / AB Karimikuiと比べると、軽やかで明るい果実の印象です。
Gondoはこのコーヒーが精製されているファクトリーの名称で、ファクトリーは周辺の小規模農家から買い取ったコーヒーを精製する施設として稼働しています。また、ファクトリーを統括する役割として、生産者組合が組織されています。
ニューキリチ生産者組合はゴンド、カユ、キリマヒガの3つのファクトリーを運営する組合で、1998年10月14日に発足・登録されました。
この生産者組合は 7 名の経営委員と 3 名の監督者、加えて19 名の正規スタッフと約25 名の季節労働者によって運営されており、組合員数は2,469人で、そのうち女性が900人(約40%)、男性が1,569人(約60%)を占めています。
ゴンド・ファクトリーでは現在727 名のメンバーがコーヒー生産に関わっています。
この地域は近隣をコーヒー生産地域に囲まれており、複数のファクトリーが点在しています。
そのためコーヒーを栽培する小規模農家がチェリーを届ける拠点を自由に選べることが可能になり、この地域では高品質のチェリーを獲得するための競争が激しくなっています。
多くの生産者から高品質なチェリーを集めるため、ファクトリーも生産者にとって魅力的な条件を提示する必要があるのです。
高品質のコーヒーを生産して高い価格で販売することができれば、販売や生産にかかったコストを差し引いた利益から生産者へ2度目の報酬を支払うことができます。実績のあるファクトリーでは、販売価格の85%以上もの金額を生産者に還元できる場合もあるそうです。
生産者はより良い条件でチェリーを買い取ってくれるファクトリーを選ぶので、ファクトリーも精製から販売までを厳しい基準で管理して、高品質のコーヒーを生産しているのです。
手作業で厳選されながら収穫されたチェリーは、その日のうちにファクトリーに運ばれます。
生産者がコレクションポイント (集荷場) に到着すると、通常は床(カバーの上)に袋を空け、未熟なチェリー、過熟なチェリー、CBD (菌類が原因で引き起こされる病気) に感染したチェリーを除去します。
そして、責任者がチェリーの重量を測定する前に品質を検査し、生産者は報酬の一部である前払い金を受け取ります。各生産者からの納品情報が記録され、前払金額の領収書が発行されます。これが、コーヒーが売れた後に支払いを受ける権利の証明となります。
チェリーは計量された後、パルパー (チェリーから果肉を除去するための機械) に入れられます。
マシンを通して、チェリーは果肉を除去されたパーチメントとして水ととも流れ出ます。
パルパーによって果皮を取り除いたあと、カナナフ川の清流を利用したウェットプロセス方式で加工されます。
このプロセスでは水路の中で最も密度の高い豆は沈み、そのまま水路を通ってP1(パーチメント1)として発酵タンクに送られ、半密度の豆はP2として別の発酵タンクに送られます。浮遊物であるP3は低品位とみなされ、通常はそのままドライイングテーブルへ送られます。
その後、密度の高いコーヒーは、塗装されたコンクリートタンクでドライファーメンテーション (水を使わずに発酵) されます。通常、18〜24時間発酵させます。
多くのファクトリーでは、6〜8時間ごとに水を加えてパーチメントをかき混ぜ洗浄し、再び水を切ります。
タンクでの発酵後、コーヒーはヘシアンメッシュマットで1日かけてスキンドライされます。これはパーチメントの表面についた水分を素早く取り除くためです。その後、1日後にコーヒーは伝統的なドライイングテーブルに移され、通常は金網の上に麻の布や遮光ネットを敷いた上でコーヒーを乾燥させます。
日中の最も暑い時間帯、午後12時から2時の間と夜間は、コーヒーにビニールをかぶせる必要があります。
ドライイングは、水分の目標である10.5〜11.5%になるまで、天候や降雨量によって12日から20日ほどかけて行われます。
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