LA MANDARINA / PERU

LA MANDARINA / PERU

4月 18, 2024

ラ・マンダリーナ  / ペルー

 

Flavor Profile :
アプリコットやリンゴの果実味、オレンジ風味のキャンディの甘味、柔らかい口当たり。

Apricot, Apple, Orange candy, Soft mouthfeel.

 

生産国: Peru ( ペルー )
生産者: Tiofilo Perales Cotrina  ( ティオフィロ・ペラレス・コトリーナ )
産地: Jaen > Huabal > San Francisco  ( ハエン >  ウアバル > サンフランシスコ )
農園:  La Mandarina  ( ラ・マンダリーナ )
品種: ​​ mixed variety ( 異なる品種のブレンド )
精製方法: Washed ( ウォッシュト )
標高: 1750 masl
収穫時期: 2023
認証 : EUオーガニック認証

 このコーヒーは、アプリコットやリンゴのようなきゅっと締まった果実味と、オレンジのような香りが漂うキャンディを想わせる甘味。なめらかで柔らかい口当たりが特徴的です。


ペルーはブラジル、コロンビアに次ぐ南米第3の生産国として知られています。かつては品質の低い認証コーヒーやフェアトレードコーヒーの産地と見なされていましたが、伝統的に有機農業が行われてきた土壌に恵まれていたこともあり、近年では高品質なオーガニックコーヒーの生産地として注目されるようになりました。

広大なアラビカコーヒー生産国ではありますが、農園を取り巻く環境は必ずしも整備されているとは言えず、インフラ面でまだ不足している状況です。多くの農園は小規模で都市部から離れた場所に点在しており、ペルー農家の約3割が協同組合に加入することで市場へのアクセスを確保しています。

小規模農家は様々なロットを生産しています。中には高品質ながら収穫量が少ないため、ロットとして出荷できないコーヒーもあります。こうしたコーヒーが低品質の地域ブレンドやコモディティコーヒーに混ぜられてしまうことを防ぐため、高い品質基準を満たすものの収穫量が少ないコーヒーを集め、ブレンドが造られることがあります。"コミュナルブレンド"や"コミュナルプロデューサーブレンド"と呼ばれるこのコーヒーは、市場へのアクセスを可能にし、品質に応じたプレミアムを受け取れる機会を高めます。

"プレミアム"とは、高品質のコーヒーに対し市場価格を上回る価格を支払うインセンティブ制度のことです。生産者は高品質のコーヒーを生産しプレミアムにアクセスすることで、より高い取引価格を得られます。こうして透明性と持続可能性に富むコーヒー農業を実践できるようになります。この好循環が、生産者の生活向上と私たちの取り扱うコーヒーの品質向上につながるのです。


恵まれた気候条件、肥沃な土壌、山岳地帯の岩、そして標高の高さによって、ラ・マンダリーナ農園はティオフィロ・ペラレス・コトリーナがチェリーを育てるのに最適な環境が整っています。この農園は標高1750mに位置し、4ヘクタールのコーヒー畑が広がっています。場所はハエン県サン・フランシスコ地区のウアバルです。ティオフィロは2017年に家族とともにセドロス生産者組合に加入しました。彼は自身のコーヒーに特別な手入れと注意を払うため、並々ならぬ努力を重ねてきました。その結果、彼の製品には確かな品質が備わっています。

ティオフィロが加入しているセドロス生産者組合は、2013年5月10日にペルー北部のカハマルカ地域に設立されました。約300人の組合員から構成されており、この組合は組合員の市場への発言力と参加を促進することを目的として創設されました。公的および民間の資金調達へのアクセスを容易にし、ニッチ市場の開拓にも積極的に取り組んでいます。また、国内外のコーヒー社会運動にも貢献しています。

 


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