EL TRIUNFO / COLOMBIA

3月 15, 2024

エルトリウンフォ / コロンビア

Flavor Profile :
Apricot, Barbados cherry, Orange tea, Syrupy.
アプリコットやアセロラの果実味、オレンジティーのような華やかさ。シロッピーな質感と甘み。

生産国: Colombia ( コロンビア )
生産者: Oliver Cortés ( オリバーコルテス )
産地: Huila > Acevedo, Algeciras ( ウィラ > アセベド, アルヘシラス )
農園: El Triunfo ( エル・トリウンフォ )
品種: San Bernando (サンベルナルド)
精製方法: Washed ( ウォッシュト )
標高: 1800 masl
収穫時期: 2023

久しぶりにコロンビアのコーヒーのご紹介です。

このコーヒーは、アプリコットやアセロラのような鮮やかな果実味が特徴で、オレンジティーのようなエレガントな香りと、シロップのような滑らかな質感と甘みが口いっぱいに広がります。明るい果実味と華やかな香り、そしてなめらかな甘みが調和した、複雑なコーヒーです。

このコーヒーは、コロンビアのウィラ地方で2世代にわたってコーヒー生産に従事しているオリバー・コルテス氏が所有するエル・トリウンフォ農園で栽培されています。この農園は、標高1800メートルのアルト・デ・ウラカ村に位置し、23年前に設立されました。現在では、カトゥーラ、カスティージョ、サン・ベルナルドの3種類のコーヒーの木が栽培されています。ここでは、手摘みされたコーヒーチェリーを浮遊選別した後、プラスチックバッグやタンクで60時間発酵させ、その後マーケシーナ（天蓋）、機械式乾燥機、またはパティオで乾燥させます。

ウィラ地域は、ナリーニョ地域と並び、コロンビアで特徴的かつ多様性に富んだ、個性的な風味プロファイルを持つコーヒーが生産される主要な地域の一つです。この地域の収穫時期は一定ではなく、年によって変動します。一般的には、サンタマリアとアルヘシラスでは4月から7月が主な収穫期で、アセベドでは9月から12月が主な収穫期です。地形、気候、標高などの環境要因に加え、品種や加工方法の違いにより、コロンビア国内でもコーヒーの個性は大きく異なります。特に、ナリーニョ、カウカ、ウィラなどの南西部の高地産地では、複雑な酸味と華やかな花の香りが特徴です。

コロンビアでは、コーヒー豆は3~4回に分けて収穫されます。つまり、まず一度収穫をした後、残りの未熟な果実が熟するのを待ってから2回目の収穫を行う、という具合です。ピッカーの給与が収穫量に応じて支払われることが多いため、未熟な果実も収穫してしまいがちです。熟した果実のみ選別収穫するよう求めても、ピッカーの古くからの慣習を変えるのは容易ではありません。生産者が高い品質を望むなら、収穫後に丁寧に選別する必要があります。

一般的に、1回目と最後の収穫分は品質が劣り、2回目と3回目の収穫分が最も優れた品質となります。完熟した果実が多く、品質のばらつきが少ないためです。可能な限り、私たちは2回目と3回目の収穫分のコーヒーから買い付けるよう心がけています。
コロンビアの優れたコーヒーを得るには、完熟した果実のみを選別収穫する生産者の手間暇がかかります。古くからの慣習と効率性を追求する収穫作業者との調和が難しい課題となっています。しかし、そうした地道な努力があってこそ、コロンビアの個性ある上質なコーヒーが生み出されているのです。

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El Triunfo / Colombia