YouTubeにてテイスティング動画を公開中🎬(フィルターロースト)
【 エスプレッソロースト 】
Flavor Profile :
リンゴのような果実味、ストロベリージャムの風味、烏龍茶のような余韻と質感。
Apple, Strawberry jam, Oolong tea.
オンラインストア商品ページはこちら
【 フィルターロースト 】
Flavor Profile :
ストーンフルーツの果実味、ナッツの甘さ、紅茶のような質感。
Stone fruits, Nutty, Tea-like.
オンラインストア商品ページはこちら
生産者: Bulambuli washing station members (ブランブリ・ウォッシングステーションメンバー)
精製所: Bulambuli (ブランブリ)
設立: 2022
産地: Mt.Elgon (エルゴン山) > Bulambuli (ブランブリ)
生産国: Uganda
品種: SL-28, SL-14
精製方法: エスプレッソ : Natural / フィルター : Washed
標高: 1700-2300masl
収穫時期: 2023
ブランブリ・ウォッシングステーションからの豆の仕入れは、今年で3年目を迎えました。
幸運な出会いにより、ステーションの設立初年度からこのコーヒーの品質向上の過程を見ることができています。
フィルター用のコーヒーはウォッシュド精製で、柔らかい口当たりで、明るい果実味の広がりがよく感じられます。
力強すぎず、適度な果実味と紅茶のような印象で、飲みやすいコーヒーとなっています。
エスプレッソ用のコーヒーはナチュラル精製です。
煮詰めたような甘い香りと風味が特徴的で、歯切れのいい果実味がコーヒーのバランスを程よく引き締めています。ウォッシュドと同様、柔らかな口当たりがありつつ、風味が相まって、烏龍茶のような印象を醸し出しています。
このコーヒーはウガンダの東部に位置するエルゴン山のBulambuli(ブランブリ)地域で生産されています。
エルゴン山は火山で、ケニアとウガンダの国境をまたぐ広大な領域に広がります。ここで栽培されるコーヒーの品種は、ケニアで一般的なSL品種が主です。ブランブリはケニア西部と近接していますが、少し異なる特徴を持っています。
標高1700〜2300mの地域では、約200〜400の小規模な農家が協力しています。高い標高がコーヒー豆の品質向上に寄与しており、収穫されたチェリーはブランブリ・ウォッシングステーションに運ばれ、厳格な選別と品質チェックを経て精製プロセスに進みます。その後、チェリーはウォッシングステーションで乾燥されるか、または標高の低いムバレの町の乾燥ヤードに運ばれます。
異なる場所での乾燥により、乾燥工程をより効果的にコントロールすることが可能であり、これが意図するフレーバープロファイルを持つコーヒーの精製につながっています。ウォッシュドのコーヒーは基本的にステーションで乾燥し、一方でナチュラル精製のコーヒーは主にヤードで乾燥されます。
ウガンダのコーヒー生産量は、総生産量420万袋、25万トンに及びます。アフリカでは、エチオピアに次ぐ2位、世界でもトップ10に入る程多く、そのうちの約80%がロブスタ種、残りの約20%をアラビカ種が占めています。その中でも、品質の高いアラビカ種はまだ希少です。
ウガンダで生産されるコーヒーのほとんどが生産者によって簡易的に自家処理されており、大部分の生産者はコーヒー生産におけるノウハウや知識にアクセスする術をもたないため、これらのコーヒーは品質が安定しません。
その結果ほとんどが持続不可能なほど低い価格で販売されています。そしてこのようなコーヒーがウガンダの生産量の85〜90%を占めています。
Bulambliの場合、コレクションポイントやウォッシングステーションに集められたチェリーは、選別から乾燥までの各工程で管理・記録されながら精製されます。このプロジェクトはまだ始まって3年目ですが、すでに近隣のケニアやエチオピアのコーヒーと並んでも遜色のない高い品質を感じています。
今後より品質が向上していくことが楽しみな素晴らしいコーヒーであり、精製過程が適切に処理されることによってウガンダのコーヒーが高いポテンシャルを発揮できるということを証明していると思います。
チェリーは、Bulambuli地区の約4つのサブカウンティ内の特定の小さな町やコミュニティの小規模農家から調
達し、購入しています。買い付けは小さな集荷ポイントで行われるか、直接ウォッシングステーションに持ち込まれる場合もあります。
チェリーの買い付けはウォッシングステーションのマネージャーやオーナーが監督しています。生産者から届けられたチェリーは生産者自身が選別しなければなりませんが、それが十分でない場合はさらに選別するスタッフがいます。
ウガンダ東部では、収穫は8月から1月までの期間に行われます。低地では、収穫は8月から10月まで続き、高地では9月から1月まで行われます。