Flavor Profile:
Nectarine, Berries, Tea like, Cane sugar
ネクタリンやベリーの果実味、紅茶のような質感。きび砂糖の優しい甘さ。
生産国: Colombia ( コロンビア )
生産者: Maria Damaris Medina ( マリア・ダマリス・メディナ )
産地: Huila > El Pital ( ウィラ > エル・ピタル )
農園: Santa Elena ( サンタ・エレナ )
品種: Pink Bourbon ( ピンクブルボン )
精製方法: Washed ( ウォッシュト )
収穫時期: 2023
爽やかで引き締まったストーンフルーツやベリーの果実味と、紅茶のような軽い口当たりが特徴の、バランスの取れたコーヒーです。甘さや果実味が程よく、日常的に手が伸びてしまいそうな一杯です。
Maria Damaris Medinaとその夫Wilsonは、Pitalの最高地点に位置する5ヘクタールの農園を管理しています。この農園は町と谷を見下ろす絶景の中にあり、古くからのカトゥーラ種と新しく植えられたピンクブルボン種が生い茂る緑の楽園です。この農園には、マイクロロットを生産する精製所と、高品質のブレンドコーヒーを生産するもう一つの精製所があります。
MariaとWilsonは、両親から受け継いだコーヒー栽培のスキルを活かし、スペシャルティコーヒーの製造に情熱を注いでいます。品質向上のために、彼らはカスティージョ種からピンクブルボン種へと品種を切り替える決断をしました。
「 あなた方のコーヒーを飲んだ人に、何を伝えたいですか?」と質問すると、 「私たちは最高のコーヒーを生産するよう努めています。これが私たちの使命なのです」とMariaは語ります。 「収穫量を増やして取引量を増やすよりも、品質を向上することがゴールであり、前進するためのアドバイスを与えてくれる人々とつながっていたい」と夫のWilsonが言います。
コロンビアには50万人以上のコーヒー生産者がおり、そのうち80%以上が3ヘクタール未満の農地を所有しています。コーヒーは国内全域で栽培されており、19の県(地域)に広がっています。その多くは、南部のアンデス山脈から続く3つの山脈に沿って位置しています。最も大きく、よく知られている地域は、アンティオキア、ウィラ、トリマ、カウカ、ナリーニョ、カルダス、サンタンデール、シエラネバダなどです。
緯度は北緯2度から12度程度の範囲に及びます。コーヒー生産の標高は、海抜1,200メートルから2,200メートルと幅広く、殆どの生産者は、自らの「マイクロ・ベネフィシオ」で、コーヒーの収穫、パルピング(果肉除去)、発酵、乾燥を行っています。その後、コーヒーはパーチメント(銀皮付きの豆)の状態で販売され、地元の町のボデガ(集荷場)に届けられます。ボデガは、生産者組合、協同組合、輸出業者、または単なる独立した地元の仲買人によって運営される、パーチメントの購入拠点です。常にランダムなコーヒーを購入する者がいる一方で、品質管理プログラムを持っていたり、生産者との強い関係を持っている者もいます。
Maria Damaris MedinaとWilson夫妻は、中央ウィラに位置する協同組合である "Coocentral" のメンバーでもあります。 Coocentralは、コーヒーの品質と生産者の生活向上を目的とした小規模生産者プロジェクトに取り組んでおり、技術支援、継続的な指導、トレーニングに投資しています。また、2005年以来、住宅、教育、医療、インフラ整備など、様々な社会プログラムに280万米ドルを投資してきました。生産者は、市場価格を上回るプレミアムを100%受け取ることができます。