AA THIMU / KENYA

AA THIMU / KENYA

5月 18, 2023

AAティム / ケニア

Flavor Profile :
Black currant, Plum, Brown sugar.
ブラックカラントやプラムのような強い酸味と、ブラウンシュガーを溶かしたような穏やかな甘い余韻。


生産国: Kenya ( ケニア )
精製所 : Thimu Coffee Factory  (ティム・コーヒー・ファクトリー)
協同組合 : Baragwi Farmers Cooperative Society ( バラグウィ・ファーマーズコーポレーティブソサエティ )
生産者: 3000 members
産地 : Kirinyaga ( キリンヤガ群 )
品種 : SL28, SL34, Ruiru 11 and Batian
精製方法 : Washed 
標高 : 1600 - 1800masl
収穫時期 : 2022

・Farmers Cooperative SocietyはFCSと表記します。

 

このコーヒーには、ブラックカラントやプラムのような強い酸味と、ブラウンシュガーを溶かしたような穏やかな甘い余韻を感じます。
豊かなボディと強い果実味は、私たちが期待するケニアらしい味わいと言えます。

 

 キリンヤガ群はケニアにおける代表的なコーヒー生産地であり、同じく高品質なコーヒーが作られるニエリ群の東部に広がっています。キリンヤガ地域では濃厚で複雑なカッププロファイルを持ち、素晴らしい味わいのコーヒーが豊富です。この地域へはナイロビから車で2〜3時間走れば到着します。ケニアでは多くの高名なコーヒー産地が首都ナイロビの北部に広がっているのです。

AA ThimuはキリンヤガのバラグウィFCS(生産者組合)が運営するティムコーヒーファクトリーで作られています。Lot名には、精製が行われたファクトリーの名前が冠されています。バラグウィFCSはケニア最大のFCSであり、12のウォッシングステーションを運営しています。合計で15,000人以上のメンバーが参加しており、ティムコーヒーファクトリーには約3,000人の小規模生産者が参加しています。このFCSは、メンバーがコーヒー栽培を通じて社会的・経済的な利益を得ることを目指して1953年10月に設立されました。組合は140人以上のスタッフを雇用しており、そのうち31人が女性です。

FCSは生産者たちによって運営される非営利の組織で、生産者を代表してコーヒーの販売を行っています。組合メンバーには、除草や剪定、肥料の散布、間伐など、現場での農作業への技術的なアドバイスから、生産性を向上させるために必要な資材(種子、肥料、農薬など)を購入するための借入なども提供されます。組合の運営はメンバーによって選任されたチェアマンが、同様に選任されたボードメンバーと共に行います。組合が運営する各ファクトリーでもマネージャーを選任して、品質向上やスタッフ管理などの運営を任せています。


収穫が始まると、生産者は農園や自宅の庭先で収穫してチェリーをファクトリーや集荷ポイントまで運びます。生産者は納品場所に到着すると持ってきたチェリーが入った袋の中身を地面(カバーの上)に空け、未熟なチェリーや過熟なチェリー、病気に感染したチェリーを選別して除外します。作業は生産者自身のよって行われますが、正しく選別が行われているかを確認するためにファクトリーのメンバーが立ち会うこともあります。
ファクトリー責任者はチェリーの品質を検査し、重量を測定する前にチェックします。生産者は納品したチェリーの品質と量に応じて、報酬の一部として前払い金を受け取ります。前払い時には、各生産者からの納品情報が記録され、前払金額の領収書が発行されます。この領収書をもとに、生産者はコーヒーの販売後に残りの支払いを受けます。 



チェリーは計量された後、パルパー (チェリーから果肉を除去するための機械) に入れられます。マシンを通して、チェリーは果肉を除去されたパーチメントとして水ととも流れ出ます。
パルパーによって果皮を取り除いたあと、コーヒーは塗装されたコンクリートタンクで18~36時間かけて乾式発酵されます。多くのファクトリーでは、6〜8時間ごとに水を追加し、パーチメントをかき混ぜ、再び排水しています。
発酵が完了しミューシレージが溶解した後、パーチメントはウォッシングチャンネルで洗浄され、密度によって再び比重選別されます。このプロセスでは水路の中で最も密度の高い豆は沈み、そのまま水路を通ってP1(パーチメント1)として綺麗な水を張ったタンクに送られ、半密度の豆はP2として別のタンクに送られます。浮遊物であるP3は低品位とみなされ、通常はそのままドライイングテーブルへ送られます。

 その後、コーヒー豆は麻製のメッシュマットで1日間、スキンドライされます。1日経過後、コーヒー豆はアフリカンベッドと呼ばれる伝統的なドライングテーブルに移されます。
通常、コーヒー豆はワイヤーメッシュの上に麻布や遮光ネットが敷かれた表面で乾燥されます。乾燥時間は天候と降水量によって異なり、通常は12日から20日程度かかります。




ご購入は下記リンクからどうぞ!
AA Thimu🇰🇪

YouTubeにてAAティムのテイスティング動画をアップしています!
こちらからどうぞ!



1daa9fafdd6fbcb57f24d49085372363cc289be6051412ecf30c1c17e7010413