こんにちは。フグレン参宮橋店ストアマネージャーの中嶋です。
前回のジャーナル では、お店の空間に対するこだわりやその魅力についてご紹介致しました。
今回はそんな空間で体験頂けるフグレン参宮橋店のメニューについてご紹介致します。
《2種のコーヒーコース》
このコースは2杯の抽出方法違いのコーヒーで構成しております。
1杯目にご用意するのは、手間・時間をかけて抽出するハンドドリップコーヒー。普段、各店舗で味わって頂いているフグレンのコーヒーに違う角度でアプローチし、今までにない側面や、新しい個性の発掘をテーマにしています。目の前で1杯ずつお作りするフグレンのコーヒーを是非体験ください。


2杯目にご用意するのは、ノルウェーのアウトドアコーヒー。
ノルウェーの人々にとって、自然と触れ合うことは日常の延長線上にあります。週末や休日になると、彼らはこぞって森や山へと足を運び、ハイキングやキャンプを楽しみます。そんなアウトドアシーンに欠かせないのが、あたたかな一杯のコーヒーです。そんなノルウェーの人たちが実際に楽しんでいるコーヒーの抽出方法を、参宮橋の空間とフグレンのコーヒーで再現します。実際に、やかんやバーナーといったアウトドアツールを用いて抽出を行うことで、ノルウェーの人々が日常的に親しんでいるコーヒー文化を、五感を通じて体感してください。



《フレーバー探究コース》
フグレン参宮橋では、フレーバーの探究コースという特別な体験をご用意しています。
このコースのテーマは、「一杯のコーヒーをさまざまな角度からみがき、素材の持つ個性を再発見すること」。
ひとつのコーヒー豆を軸に、複数の異なる抽出方法やアプローチで提供することで、その豆が秘める表情を立体的に味わっていただきます。

果実味を前面に引き出した一杯では赤いベリーを思わせる果実味が広がり、別のアプローチでは蜂蜜のようにまろやかな甘さが姿を見せます。まるで一粒の宝石を光にかざした時、角度によって違う輝きを放つように、コーヒーもまた、淹れ方や視点によって異なる表情を見せてくれるのです。
さらに参宮橋では、軸となるコーヒー豆が変わるごとに、コースで提供するシグネチャードリンクやスイーツも一新 します。
その時期、その豆だからこそ成立するコースをゼロから考え直し、コーヒーを中心に空間全体を再構築する。季節や豆の移り変わりとともに、訪れるたびに新しい世界を体験していただけるのが、このコースの魅力です。
この探究コースは、単なる「飲み比べ」ではなく、お客様自身が香りを感じ取り、味わいを比較し、余韻に想像をふくらませる時間。素材を分解し、再構築し、また新しい形で提示する
――まさに「みがく」というコンセプトを体現しています。
参宮橋という静かな空間で、バリスタと対話を重ねながら進むこのひとときは、きっと「コーヒーを飲む」こと以上の体験になるはずです。
どうぞ五感をひらいて、コーヒーの新しい可能性を探究する時間をお楽しみください。




季節のスイーツとともに
参宮橋では、コーヒーと同じように、スイーツもまた「みがく」というコンセプトのもとにご用意しています。大切にしているのは、空間と一杯のコーヒーに自然に寄り添い、響き合うこと。甘さや食感、香りが過度に主張するのではなく、むしろコーヒーの個性を引き立てながら、ひとときをより豊かに彩ります。
スイーツの内容もまた季節や使用するコーヒー豆にあわせて変化していきます。
その時だけのペアリングを楽しみにしていただけるのも、参宮橋の魅力のひとつです。


“みがく”というテーマのもと、私たちの視点で素材の持つ個性と可能性を引き出したメニューに仕上げました。
これからも、素材の魅力をより広く、深く掘り下げていけるようなメニューを展開していく予定です。季節やコーヒーが見せる微妙な変化を感じながら、その時だけの一杯や体験を、ぜひ味わいにいらしてください。