AA KAROGOTO ESPRESSO / KENYA

AA KAROGOTO ESPRESSO / KENYA

September 24, 2025

Karogoto / ケニア

Flavor profile:
Black berry, Mandarin orange, Rose hip, Hibiscus.
ブラックベリーやマンダリンオレンジの濃厚な果実味。ローズヒップやハイビスカスの華やかで甘酸っぱい風味。

生産国:Kenya ( ケニア)
農協:  New Tekangu Farmers’ Cooperative Society (ニューテカング生産者組合)
ファクトリー : Karogoto Factory ( カロゴト・ファクトリー)
生産者 : ファクトリー周辺の約1,800の小規模農家
産地:Nyeri (ニエリ)
品種:SL-28,SL-34, Batian
精製方法:Fully Washed
標高:1708 m a.s.l
収穫時期: 2024 - 2025

ケニアのニエリ郡、標高1,708メートルに位置するカロゴト・ファクトリーは、ニューテカング農民協同組合の中核を担う精製所です。協同組合内で最も生産量が多く、約1,800名の小規模農家がチェリーを持ち込んでいます。

「テカング」の名前は、テグ、カロゴト、ングングルという3つのファクトリーの頭文字から生まれました。この地域では肥沃な粘土質ローム土壌を活かし、SL28、SL34、バティアン、ルイル11といった品種を栽培しています。年間平均気温20.5度、降水量約1,400ミリという恵まれた環境の中で、2月から4月に花を咲かせ、10月から1月にかけて主要な収穫を迎えます。

現在ファクトリーマネージャーを務めるエフリムは、チェリーの受け入れから精製完了まで全工程を監督し、一貫した品質管理を行っています。私たちが2023年にケニアを訪れた際、彼はングングルステーションを担当していました。各地のウォッシングステーションを巡る中で出会った多くの関係者の中でも、コーヒー生産とクオリティに対する彼の情熱は際立っていました。

実験的な乾燥設備の導入や他国の生産情報を積極的に取り入れる姿勢は、業界でも稀有な存在です。実はこのカロゴトは、8年前の彼の赴任時に品質が大幅に向上したウォッシングステーションでした。北欧の著名なロースターが毎年買い付けを行うようになったことで、多くのコーヒー愛好家にその名が知られるようになりました。

**収穫と精製プロセス**

ケニアには2つの収穫期があります。10月から12月のメインクロップと5月から7月のフライクロップです。私たちは常にメインクロップから買い付けを行っており、2月から3月の開花を経て、翌年1月から4月にコーヒー豆の購入が可能となります。

農家は完熟チェリーをすべて手摘みで収穫し、ファクトリーに持ち込みます。到着後、選別小屋でチェリーをシートに広げ、ファクトリーの基準に従って適正な熟度のものとそうでないものを手作業で選別します。受付スタッフが立ち会い、選別が正しく行われているかを確認する体制が整っています。

このステーションではフルウォッシュド精製を採用しています。選別された完熟チェリーのみをパルパーに投入し、果皮を除去してパーチメント状態にします。この時点でパーチメントは「ミューシレージ」と呼ばれる天然の糖分とアルコールで構成された粘着質の液体に覆われており、これがコーヒーの甘さや酸味、総合的な風味に重要な影響を与えます。

ミューシレージに包まれたパーチメントは発酵タンクで16〜24時間発酵されます。タンクには水を入れず、チェリーや環境中の微生物がミューシレージを分解することで発酵が進行します。発酵後、近くの川から引いた清水を張った別のタンクでパーチメントを16〜18時間浸漬します。

その後、P1、P2、P3、Pライト、ポッドに等級分けされ、P1グレードは乾燥前に追加の浸漬処理を受けます。




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