AB KARIMIKUI / KENYA

AB KARIMIKUI / KENYA

10月 08, 2022

AB カリミクイ / ケニア

 

Flavor Profile : 
ブラックカラントやクランベリーなどのケニアらしい果実味やアプリコットを思わせる複雑な風味。
ローズヒップやピーチティーのような柔らかい甘さと華やかな余韻。
Blackcurrant, Cranberry, Apricot, Rose hip, Peach tea.

 

精製所 /Factory Name : Karimikui Factory (カリミクイ・ファクトリー)
協同組合 / Cooperative : Rungeto Farmers Cooperative Society ( ルンゲト・ファーマーズ・コーポレーティブ・ソサエティ)
生産者 / Producer : 600 small holders
産地 / Region : Kirinyaga (キリニャガ)
生産国 / Country : Kenya
品種 / Variety :  SL-34, SL-28, Ruiru 11, Batian
精製方法 / Process : Fully Washed
標高 / Altitude : 1650ml masl
収穫時期 / Harvest : 2021-2022

 

ケニアの2022年リリース第二弾です。

AB Karimikuiにはブラックカラントなどのケニアらしい果実味や、私たちが上質なケニアをイメージするときに思い浮かべるような風味をはっきりと感じます。
みずみずしさと強い果実味、クラシックなケニアのテロワールを感じていただけると思います。

ケニアというと強い酸味の印象がありますが、AB Karimikuiはスッキリとしたほどよい酸味をもつ、華やかで甘いコーヒーです。
また口に入れてから飲み込むまで様々な風味を感じる、複雑な味わいを持っています。

先にリリースしたAA Kianderiやその他多くのケニアのコーヒーと同じように、このコーヒーもウォッシングステーションの周囲でコーヒーを栽培する小規模生産者のチェリーを集め・選別して作られています。

SL-34,SL-28,Ruiru11,Batianなどの品種が主な構成要素ですが、約600の生産者からさまざまなコーヒーが集められたということが、このコーヒーに複雑さを与えている一つの要因であるといえます。

カリミクイ・ファクトリーは1966年に設立されたファクトリー (精製所)です。
現在、ルンゲトFCSの傘下にあり、この地域では小規模生産者の多くがコーヒーではなく紅茶を栽培しています。

赤い火山性の豊かな土壌はコーヒー栽培に適しており、年間を通して13℃から24℃の気温が保たれます。

このような環境下でコーヒーチェリーはゆっくりと成熟し、上質な酸味や香りが形成されていきます。
雨期は3月から5月の長雨と10月から12月の短雨の2回です。
この地域の農家は主にSL28とSL34を栽培しており、全生産量の99%を占めています。時折、Ruiru11を少量栽培している生産者もいます。

ケニアではコーヒー生産者はいくつかの異なるファクトリーに囲まれており、チェリーを届ける場所を自由に選ぶことができます。

それ故、多くの生産者から高品質なチェリーを集めるため、ファクトリーも生産者にとって魅力的な条件を提示する必要があります。

高品質のコーヒーを生産して高い価格で販売することができれば、販売や生産にかかったコストを差し引いた利益から生産者へ2度目の報酬を支払うことができます。実績のあるファクトリーでは、販売価格の85%以上もの金額を生産者に還元できる場合もあるそうです。

生産者はより良い条件でチェリーを買い取ってくれるファクトリーを選ぶので、ファクトリーも精製から販売までを厳しい基準で管理して、高品質のコーヒーを生産しているのです。

 生産者がコレクションポイント (集荷場) に到着すると、通常は床(カバーの上)に袋を空け、未熟なチェリー、過熟なチェリー、CBD  (菌類が原因で引き起こされる病気) に感染したチェリーを除去します。

そして、責任者がチェリーの重量を測定する前に品質を検査し、生産者は報酬の一部である前払い金を受け取ります。

各生産者からの納品情報が記録され、前払金額の領収書が発行されます。
これが、コーヒーが売れた後に支払いを受ける権利の証明となります。

チェリーは計量された後、パルパー (チェリーから果肉を除去するための機械) の上にあるメインのチェリーホッパーに入れられます。
パルパーを起動すると、チェリーは重力によってマシンに移動します。
マシンを通して、チェリーは果肉を除去されたパーチメントとして水とともにディスクから流れ出ます。

パーチメントは水の中で密度ごとに分離することができます。
最も密度の高い豆は沈み、そのまま水路を通ってP1(パーチメント1)として発酵タンクに送られ、半密度の豆はP2として別の発酵タンクに送られます。
浮遊物であるP3は低品位とみなされ、通常はそのままドライイングテーブルへ送られます。

その後、密度の高いコーヒーは、塗装されたコンクリートタンクでドライファーメンテーション (水を使わずに発酵) されます。

通常、18〜24時間発酵させます。
多くのファクトリーでは、6〜8時間ごとに水を加えてパーチメントをかき混ぜ洗浄し、再び水を切ります。

タンクでの発酵後、コーヒーはヘシアンメッシュマットで1日かけてスキンドライされます。
これはパーチメントの表面についた水分を素早く取り除くためです。
その後、1日後にコーヒーは伝統的なドライイングテーブルに移され、通常は金網の上に麻の布や遮光ネットを敷いた上でコーヒーを乾燥させます。


日中の最も暑い時間帯、午後12時から2時の間と夜間は、コーヒーにビニールをかぶせる必要があります。
ドライイングは、水分の目標である11〜12%になるまで、天候や降雨量によって12日から20日ほどかけて行われます。

 

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 AB Karimikui / Kenya🇰🇪

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