AA Guama / Kenya

AA Guama / Kenya

Flavour;
Cranberry, Tamarind, Hibiscus, Brown sugar.
クランベリーやタマリンドの果実味、ハイビスカスの風味、黒糖の甘さ。

生産国 : Kenya ( ケニア )
精製所 : Guama factory ( グアマ・ファクトリー)
生産者組合 : Baragwi FCS (バラグウィ生産者組合)
産地 : Kirinyaga (キリンヤガ) > Gichugu (ギチュグ)
品種 : SL28, SL34, Batian, Ruiru 11
精製方法 : Washed
標高 : 1600-1800 m a.s.l
収穫時期 : 2025 - 2026

Guama Coffee Factory(グアマ・コーヒーファクトリー)は、キリンヤガ郡のギチュグ地区にある精製施設です。ファクトリーの名前は、施設が建っている村の名前をそのまま取ったものです。
ケニアではロット名に精製が行われたファクトリーの名前を冠するので、AA Guamaのロット名も、この村の名前から来ています。

キリンヤガ郡は、ケニア山の南から南東に広がる斜面に位置しています。ナイロビから北へ車で2〜3時間ほどの距離で、隣接するニエリ郡やエンブ郡と並んで、ケニアの代表的なコーヒー産地です。土壌は赤い火山性の土に砂質の土が混ざったもので、標高は1,600〜1,800mです。開花は2月から4月、メインクロップの収穫は10月から12月にかけて行われます。

グアマファクトリーがコーヒーの精製を始めたのは1974年だそうです。周辺に暮らす小規模農家が、それぞれの畑で摘んだチェリーをここへ持ち込み、ひとつのロットになっていきます。1戸あたりのコーヒーの木はおよそ200〜400本で、農園というより家の周りの畑という規模です。

Guama Coffee Factoryを運営しているのは、Baragwi Farmers Cooperative Society(バラグウィ生産者組合)です。1953年に登録された、ケニアで最も古い組合のひとつです。組合員は約17,000名、運営するファクトリーは12か所で、生産量・組合員数のどちらで見てもケニア最大の組合と言われています。

バラグウィFCSからは、2022年にAA Thimuを買い付けました。Thimuも、今回のGuamaも、同じ組合が運営する12のファクトリーのうちのひとつです。

12のファクトリーのあいだで品質の差を出さないために、バラグウィFCSではファクトリーマネージャーを2年ごとに別のファクトリーへ異動させているそうです。組合は農学の専門家を雇って農家を指導し、肥料になる堆肥や苗木の配布も行っていると聞いています。
Guamaのコーヒーを買うのは、今回で二度目です。最初は2021年クロップで、それから5年ぶりに、今年は二つの収穫時期の異なるロットを買い付けました。

今回のAA Guamaは、#019と#049の2ロットです。ケニアでは精製を終えたロットに順番に番号(アウトターン番号)が振られていくので、#019のほうが先に収穫・精製が行われたロットです。品種は、ケニアのコーヒーの多くと同じSL28、SL34、Ruiru 11、Batianです。SL28とSL34は1930年代にナイロビ近郊のScott Agricultural Laboratoriesで選抜された系統で、ケニアらしい酸と果実味を作ってきた品種と言われています。Ruiru 11は1985年、Batianは2010年に、それぞれ病害への耐性を目的にケニアのコーヒー研究機関から発表されました。Batianの名は、ケニア山の最高峰から取られています。

Guamaのコーヒーは、ケニアの多くのファクトリーと同じ、ウォッシュドで精製されています。収穫期になると、農家は熟したチェリーだけを手で摘み、その日のうちにファクトリーへ持ち込みます。受け入れ場で未熟なものや傷んだチェリーを手で選り分け、計量してからパルパーで果肉を取り除きます。パーチメントの状態になったコーヒーは、タンクで一晩発酵させ、翌朝に洗浄しながら水路で比重によって選別されます。

乾燥はアフリカンベッドの上で8〜14日間かけて行います。Guamaでは、日中の一番暑い時間帯と夜間にビニールシートでコーヒーを覆い、強い日差しと夜露から守っているそうですす。乾燥にかかる時間が揃うことが、カップのクリーンさに繋がっているのでしょう。

ケニアのコーヒーの流通は、2023年に制度が変わりました。輸出会社が組合から直接コーヒーを買うことができなくなり、コーヒーはいったんオークションに出てから、輸出会社がサンプルを取って買い付ける流れになっています。私たちが2024年2月にケニアを訪れたのはこの変更の直後で、サプライチェーンの人たちが新しいルールに適応しようとしている時期でした。あれから2シーズンが過ぎて、買い付けの現場も少し落ち着いてきたように感じています。