Mario Moreno

Mario Moreno "Geisha" / Honduras

May 10, 2026

Mario Moreno "Geisha" / ホンジュラス

Flavour;
Tangerine, Muscat, Cranberry, Honey, Floral, Jasmine.
タンジェリンやマスカット、クランベリーの果実味、蜂蜜の甘さ、フローラル、ジャスミンの風味。


生産国:Honduras
生産者:Mario Moreno (マリオ・モレーノ)
産地:Santa Barbara > Las Vegas >Los Andes (サンタバーバラ>ラスベガス>ロスアンデス)
農園:Piedras Amarillas (ピエドラス・アマリジャス)
品種:Geisha
精製方法:Washed(ウォッシュト)
標高:1650 m a.s.l
収穫時期:2025

FUGLEN TOKYO(富ヶ谷店)の14周年を記念し、ホンジュラスの生産者マリオ・モレーノが手がけるPiedras Amarillas農園産のゲイシャ種を限定リリースします。

コーヒーの花や柑橘を思わせる華やかな香り、繊細な酸味、そして雑味のない透き通った味わい——ゲイシャならではの上品な個性を備えた一杯です。フローラルな印象はしなやかで押しつけがましくなく、それよりも新鮮な果実の生き生きとした表情が前面に出る、そんなゲイシャです。

Piedras Amarillas農園は急峻な斜面に広がり、足元をとられるような場所も少なくありません。切り立った農園の端に立つと、山の麓から吹き上げる冷たい風を肌で感じることができます。

この地形と風の影響によって、日没後の気温は急速に低下します。日中に降り注ぐ十分な太陽光と、夜間の冷涼な環境——この寒暖差がコーヒーチェリーをゆっくりと時間をかけて成熟させ、豊かな甘みと複雑な果実味を育みます。さらに、モレーノ一家による丁寧な精製・選別作業が、ゲイシャ本来のクリーンさをより際立たせています。

今回買い付けられた生豆はごく少量のため、数量限定でのリリースとなります。
富ヶ谷でともに過ごした14年への感謝を、この素晴らしい生産者と素晴らしいコーヒーに込めてお届けできれば幸いです。

マリオの父親は50年以上にわたりコーヒー栽培に携わってきました。マリオと兄弟たちは農園で父親を熱心に手伝い、家族だけですべての作業をこなしていたため、外部から人を雇う必要はありませんでした。マリオは父親からコーヒーについての知識をすべて学びました。

結婚後、マリオは妻と野菜栽培を始めましたが、うまくいきませんでした。2004年に父親から小さな土地をもらい、コーヒー栽培を始めました。しかし翌年、経済事情から家族を養うためアメリカへ出稼ぎに行かざるを得なくなりました。その間、妻が兄弟たちの助けを借りながら小さな農園を守り続けました。

2009年に帰国したマリオは、妻とともにコーヒー栽培の土地を徐々に増やしていきました。2017年にはピエドラス・アマリージャスという土地も手に入れています。その頃、兄のミゲルはすでにスペシャルティコーヒーの販売を始めていました。2010年、サン・ビセンテの協力のもと、初めてスペシャルティコーヒーの少量生産に挑戦しました。それ以来、彼らのコーヒーはすべてスペシャルティコーヒーとして販売されるようになり、マリオ一家の生活は大きく改善され、経済的な安定を得ることができました。


マリオをはじめとするモレノ一家は、それぞれが父親から相続した農園を営んでいます。兄弟だけでなく従兄弟もコーヒー生産を行っており、サンタ・バーバラでは皆名の知れた生産者です。モレノ家は共同でウェットミル、高床式乾燥台、ソーラードライヤーを建設し、スペシャルティコーヒーの精製と準備を行っています。2016年から数年間、マリノ・モレノ氏のエル・グアヤボ農園のコーヒーを買い付けていましたが、パンデミックを経て、再び彼からコーヒーを買い付けることができました。

ピエドラス・アマリージャスはマリオ・モレノが営む4つの農園のうちの一つです。彼らが住むサン・ホセ・デ・ロス・アンデスという町から近く、標高約1,650mに位置しています。美しい山々に囲まれた急斜面にコーヒーが栽培されており、まるで森の中を歩いているような景色が広がっています。麓のヨアホ湖から発生する湿った涼しい空気が山へと上り、大きな寒暖差を生み出し、山間を抜ける冷たい風がコーヒーをゆっくりと成熟させています。

農園ではパカス、ブルボン、ゲイシャ種が栽培されており、生産量の半分をパカス種が占めています。「ピエドラス・アマリージャス」(黄色い石)という名前は、この4ヘクタールの小さな区画全体に散らばる黄色い岩に由来しています。

コーヒーチェリーは毎日午後に果肉が除去され、その後パーチメントは発酵のために24時間水に浸したコンクリートタンクに入れられます。その後、タンク内で大量の水を使って4回すすがれます。次に予備乾燥のため高床式ベッドに置かれ、同時に不良豆を取り除くための手作業選別が行われます。最後に約20日間、パラボラ型ソーラードライヤーで乾燥させます。

収穫期には家族が集まってドライングベッドを囲み、丁寧な手作業選別が行われます。これは家族の大切な行事となっており、彼らのコーヒーを輸出するサン・ビセンテの人々によれば、モレノ一家から届くコーヒーはドライミルでの選別作業がほとんど必要ないほど丁寧に処理されているそうです。





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